5-2-2. 「効果的なスクールソーシャルワーカー配置プログラム」 効果的援助要素リスト ≪サービス利用計画≫

<チェックのつけ方>                  チェック実施月:(   )月

上記の「チェック実施月:(   )月」の欄は、実施月をご記入ください。各チェックボックスの□に、該当する場合チェックをつけてください。

前提としての「SSWerとしての基本的な姿勢」を持って、A「学校組織へのアプローチ」、B「教育委員会へのアプローチ」、C「関係機関・地域などへのアプローチ」、D「子ども・保護者へのアプローチ」を意識的に活動するためにチェックリストをご活用ください。定期的にチェックしてみてください。いくつかの項目はすでに効果に反映できる項目として実証しています(山野ほか2014)。各項目の説明は、5-2-1(pp. 37-45)に掲載しています。ご参考にしてください。

このチェックボックスの各項目は,SSW確立に欠かせない教育委員会担当者の皆さんとSSWerの動きをリンクさせてモデル的な実践に照らして,より効果的な実践を目指すというSSWの確立のためのものです.大変お忙しいところ恐縮ですが,各自治体でのSSWの確立に有効となるよう,ご利用いただけたら幸いです.

 

 

SSWerとしての基本的な姿勢 

※この項目は本マニュアルでのエビデンスに基づく評価の対象ではありません。しかし、実践上は非常に重要です。

□子ども・保護者に対してSSWerとしての基本的な姿勢を持っているか

△一人ひとりの子ども・保護者を個人として尊重する

△子ども・保護者のパートナーとして一緒に問題解決に取り組む

△子ども・保護者の利益を第一に考える

△子ども・保護者の秘密を守る

△子ども・保護者の問題よりも可能性に目を向ける

△子ども・保護者が物事を自分で決めるようにサポートする

△子ども・保護者個人に責任を求めるのではなく、環境との相互影響に焦点を当てる(エコロジカルな視点)

□面接において、ケースワークの原則に基づいて実施しているか

△個別化の原則           △意図的な感情表現の原則

△統制された情緒的関与の原則    △受容の原則

△非審判的態度の原則        △自己決定の原則

△秘密保持の原則          △専門的援助関係の原則

 

A.学校組織へのアプローチ

A-1      学校アセスメント(さまざまな資源を活用して学校の状況を把握する)

□把握することについて

△管理職がSSWerの役割をどう理解しているかを把握する

△管理職のSSW活用のニーズを把握する    △管理職と他の教員との人間関係を把握する

△学校における合意形成のプロセスを把握する  △校内チーム支援体制の現状を把握する

△教員の動き方を把握する           △教員同士の力関係を把握する

□聞くことについて

誰から △管理職から聞く    △管理職以外の教員から聞く

△学校事務など、教員以外の職員から聞く

△校内支援者から聞く   △生徒指導主事から聞く   △校外支援者から聞く

何を △校務分掌を聞き取ったり、その資料などを入手する

△不登校率を調べたり、聞き取ったりする

△就学援助率を調べたり、聞き取ったりする

△生活保護率を調べたり、聞き取ったりする

□観察することについて

△職員室の職員のSSWerへの反応を観察する

△掲示物から子どもの発達や心理面を読み取ったり、掲示された状態から情報を得る

△ゴミの散乱状態を観察する   △靴箱の状態を観察する △トイレの状態を観察する

△廊下の状態を見て、建物の構造(採光、死角がないかなど)、汚れ方、子どもたちの様子などを観察する

△学校備品などの破損状態を観察する

□以上から得た情報を整理し、活動を開始する前に、学校の状況をアセスメントする

□以上の学校アセスメントを経て、子ども・保護者・他の教員から信頼されているキーパーソンを見つける

 

A-2      地域アセスメント(さまざまな資源を活用して地域の状況を把握する)

□把握することについて

何を △インフォーマルを含めた地域資源の種類を把握する

△インフォーマルを含めた地域資源の役割を把握する

△インフォーマルを含めた地域資源の対応範囲を把握する

どのように △学校行事に参加する(参観や運動会、懇談会など)

△地域の取り組みに参加する(地域が主催し子どもが参加するもの)

△校区内を一巡する  △関係機関に出向く

△地域のさまざまな会議に参加する

□聞くことについて

誰から  △管理職から聞く △管理職以外の教員から聞く △生徒指導主事から聞く

△民生委員・児童委員から聞く △主任児童員から聞く △警察から聞く

△PTAから聞く △地域の自治組織から聞く △保護司から聞く

何を △地域の歴史や特性を調べたり、聞き取ったりする

△市営住宅の有無を調べたり、聞き取ったりする

△児童養護施設の有無を調べたり、聞き取ったりする

△犯罪率を調べたり、聞き取ったりする

□以上、得た情報を整理し、活動を開始する前に、地域の状況をアセスメントする

 

A-3      学校や地域に潜在するニーズの発見

□校内の主要な支援者と話すことで、子ども・保護者へのニーズを把握する

□管理職・教員の何気ない言葉から子どもの異変や教員の抱え込みを発見する

□定例部会(生徒指導部会、校内支援委員会など)に参加し、子どもの注目すべき点を発見し、指摘する

□ケース会議の場以外での教員の会話の中で、子どもの注目すべき点について述べる

<配置型のみ>

□定例部会(生徒指導部会、校内支援委員会など)に参加して、子どもへのニーズを把握する

□雑談・授業の参観などを通して、子ども・保護者に関する担任のニーズを把握する

□校内を観察して(できれば定期的に)、支援の必要な子どもを発見し、支援対象として教員と共有する

□授業の様子から子どもの異変や教員の抱え込みを発見する

□教員以外の校内支援者の情報から個別対応が必要な子ども・保護者を発見する(学童保育指導員など)

<派遣型のみ>

□ケース会議の事前に行き、子ども・保護者への担任のニーズを把握する

□ケース会議の事前に行き、支援の必要な子ども・保護者を発見する

 

A-4      学校組織に働きかけるための戦略を立てる

□学校アセスメントに基づいて、学校の課題について管理職などと話し合いを持つ

□学校が相談活動をSSWerに依頼するかどうかの意向を確認するとともに、どのようなゴールに至ればSSW活動が終結となるのかイメージをすり合わせる

□A-3で発見した潜在的ニーズを管理職・SSWer担当教員などと共有し、今後の対応(誰を中心に展開するか、学校のどの場で共有するかなど)の流れを確認する

管理職・SSWer担当教員と、教育委員会担当者のニーズを踏まえて活動内容を設定する

個別の問題解決・改善だけでなく、校内にチーム支援体制づくり、支援のための会議の定例化を提案する

A-5      教員のニーズに沿う

□教員のニーズに合わせて子ども・保護者について一緒に考える

□担任と学級の環境や雰囲気について一緒に考える

□教員の活動や考えについて、SWの視点から賛同する旨を伝える

SSWerの活動が教育目標や教員の方針とずれないよう、教員とすり合わせる

 

A-6      相談活動の推進

□教員が気軽に相談できるような多くの機会(ミニケース会議など)や場を意図的に設ける

□研修やケース会議などを通して、多数の教員と話す機会を作る

□SSWerの活動を学校行事や時間割に配慮して行い、学校に受け入れられるものにする

□教員が対応しにくい子ども・保護者について資源としてSSWerが活用できることを管理職や担任に伝える

□教員がまだ課題に気付いていない子ども・保護者に関して、SSWerがアセスメントした結果を教員に伝え、個別の事例としてSSWerに相談を依頼するよう促す

 

A-7      子ども・保護者の共同アセスメント

□子どもの変化や教員の知らない子どもの側面について、教員が気づくよう、子ども・保護者を代弁する

□教員が子ども・保護者のストレングス(強み・長所)に着目するように、意図的に子ども・保護者を代弁する

□子ども・保護者に確認しながらニーズを探っていく方法を、教員に伝える

□子ども・保護者を教員と共同でアセスメントする

□相談のあった事例についてのアセスメントを教員に伝える

□相談のあった事例について、起こりうるリスクを教員と共に洗い出し、手だてを講じる

 

A-8      関係機関と学校の仲介

教員と関係機関との情報交換の機会を設定するようSSWer担当教員に働きかける

□関係機関からの子ども・保護者に関する情報を伝えて、教員に働きかける

□関係機関からの子ども・保護者に関する情報の内容に応じて、管理職や担任など伝える相手を適切に選ぶ

□教員に各子ども・保護者について適切な関係機関を、活用方法を含めて具体的に提示する

□教員に関係機関の基本的な情報(役割、専門性、守秘義務など)について説明する

□必要に応じて関係機関との連絡や学校との役割分担を調整する

□各関係機関と学校の限界をそれぞれが理解し、共有できるよう心がける

A-9      ケース会議実施前の活動

□教員にケース会議のメリットについて説明する

□ケース会議の参加者を教員とともに選定する (以下△のうち1つにチェックが入れば☑とする)

△子ども・保護者のよかったころを知っている人

△子ども・保護者をポジティブに捉えている人

□ケース会議の目的や見通しを教員と明確にする

□連携ケース会議のために、今までのアセスメント・それに対する支援状況を教員と再確認する

□連携ケース会議における目的や見通しを教員と確認する

A-10    ケース会議の実施(インテーク、情報収集・整理)

□ケース会議のはじめに、守秘義務について確認する

□ケース会議において、把握されていない子どもの背景が伝わるように意識する

□ケース会議において、情報を整理する

□ケース会議において、担任まかせではない視点が生まれるよう発言を行ったり他者の発言を拾ったりする

□ケース会議において、ポジティブな発言を行ったり他者のポジティブな発言を拾ったりする

□ケース会議において、多面的な視点が導入されるよう、多くの意見の出現を意図して会議の流れを作る

□ケース会議において、教員に達成感がもたらされるような発言を行う

A-11    ケース会議の実施(アセスメント、プランニング、モニタリング)

□ケース会議において、アセスメントを参加者共同で行う

□ケース会議においてアセスメント用のフォーマット、エコマップなどソーシャルワークのツールを活用してアセスメントする

□アセスメントに基づいて、具体的目標を設定し、誰が、いつまでに、何をするのかを決定する

□ケース会議において、校内外の支援者と学校が協働して支援するプランニング(支援目標を決め、目標達成に向けた役割分担)を行う

□継続的なケース会議のなかで、最低1回時期を決めてモニタリングを行う

 

A-12   ケース会議実施後の活動

□支援目標にぶれが生じていないかチェックする

□ケース会議後にプランが忘れられている、間違って理解されているなど何らかの理由でなされていないとき、目標に向けたプランについて、より具体化させて教員に伝える

□ケース会議で目標としていた事を認識しているが実行できなかった場合、関係する教員に意識的に相談をもちかける

□ケース会議の後に短期目標や役割分担のフィードバックと微調整を行う

A-13    さまざまなケース会議の実施

□小中連携ケース会議を提案し実施する

□要保護児童対策地域協議会を活用して学校でケース会議を行う

□地域の既存の会議を活用してケース会議を行う

□保護者を入れたケース会議を実施する

□連携ケース会議で、各参加機関の対象者やサービスの限界を明らかにする

□連携ケース会議の参加機関とともに、情報共有(守秘義務など)の方法を決める

 

A-14    プランの実行

□教員にプランの実行を依頼する

□教員に対してプランを実行するための心理的サポートを行う

□教員と一緒にプランの実行を確認しながら相談援助活動を行う

□子どもや保護者に働きかけた後、必要なことは本人の了解を得て教員に報告し、申し送りをする

□本人の了解を得て、教員に子どもや保護者の思いを代弁して伝える

□必要性を見極めて管理職などをエンパワーメントし、問題に対し学校マネジメントができるよう、丁寧にサポートする

□必要性を見極めて教員の間に介入し、調整・サポートする(グループワーク、ブレインストーミングなど)

□必要性を見極めて保護者と教員の間を話し合いの場を作るなど調整・サポートする

□必要性を見極めて管理職などと教員の間を調整・サポートする

校内の会議、保護者会などを活用して、学校システムに変革が起きるようプランを実行する(いじめ、学級崩壊など)

特定の課題について校内プログラムを立ち上げる(居場所・SSTなど、長期欠席生徒の別室プログラムなど)(B-4参照)

A-15    モニタリング

□相談を受けた事例については、最低1回、時期を決めてモニタリングを行う

□役割を担っている教職員をねぎらう

□ケース会議で決めた役割を担っている教職員から定期的にプランの進行状況を把握し、共にモニタリングする

□効果があったこと、なかったことを明確にする

□足りない情報・足りないアプローチを明確にする

□必要に応じて再アセスメントをして対応を修正、変更していく

管理職・SSWer担当教員と、これまでの活動を振り返り新たな活動を設定する

SSWerの定着・拡充のために管理職・SSWer担当教員と協働して、教育委員会や関係機関に働きかける

B.教育委員会へのアプローチ

B-1   SSWer活用に関する目標設定

□SSWerの役割を教育委員会担当者がどう把握しているかを確認したうえで、説明を行う

自治体の特徴(例:犯罪率 生活保護率 就学援助率 ひとり親家庭率 不登校出現率 いじめ認知件数 暴力行為発生件数 児童虐待件数)を把握した上で教育委員会のニーズを確認する

自治体の最優先の課題を教育委員会担当者と共有する

上記の課題に基づいて、教育委員会のニーズを踏まえてSSWer活用の目標と活動内容を設定する

教育委員会担当者と、SSW活用に関する両者の認識をすり合わせ、役割分担をする

教育委員会担当者のみではなく、教育委員会組織としての動きになるよう働きかける

 

B-2   SSW活動の定期的な報告・連絡・相談、学校との調整

□SSWerの活動の開始時や困ったときに、教育委員会担当者に学校への同行を依頼する

□活動状況(SSWerの動き・担当している相談事例の進捗・学校の様子など)について教育委員会担当者に相談あるいは定期的に報告を行う

□学校および関係機関から教育委員会担当者に入る情報を取得する

社会福祉士会など職能団体や大学が主催の、教員が受講可能なSWについての研修の情報を提供する

SSWerが把握した学校の要望について都道府県あるいは教育委員会担当者に依頼する

 

B-3      困難事例などに向けた協働

□子ども・保護者にとって必要な社会資源へのつなぎを教育委員会担当者に依頼する

□ケース会議への出席を教育委員会担当者に依頼する

□ケース会議に出席する教育委員会担当者とケース会議の目的や進行に関する事前打ち合わせを行う

□相談援助活動について定期的に教育委員会担当者と共にモニタリングを行う

□学校の状況に関して、定期的に教育委員会担当者と話し合う

 

B-4  プランの実行(マクロアプローチ)

自治体内全体の学校にケース会議を共有する仕組みやSSW研修の制度などを新しく作る

外国につながる子どものプレスクールの設置を働きかける

小・中・高校生の乳幼児とのふれあい体験の制度化を提案する

学習支援プログラムの制度化を提案する

小・中・高校生の居場所づくりの制度化を提案する

 

B-5   教育委員会担当者とのモニタリング(マクロアプローチ)

教育委員会担当者と、定期的に活動を見直し、評価を行う

教育委員会担当者と、定期的に活動を見直し、修正の必要なところに対応する

教育委員会担当者と、これまでの活動を振り返り、新たな活動を設定する

SSWer自身の自己評価を教育委員会に提出する

SSWerの活動の評価を行い、課題を抽出する

 

B-6      SSWの手法を浸透させるための働きかけ(マクロアプローチ)

SSWの理解を図るための研修(校内・自治体内など)を行う

教員や教育委員会担当者にケース会議を理解してもらうための研修を行う

教育委員会担当者の理解のもと、学校で教員と自主的な勉強会を実施する

教育委員会担当者の理解のもと、学校で教員以外の専門職と勉強会を実施する

成果・結果などの情報を教育委員会担当者に発信する

 

B-7  SSW事業化への働きかけ(マクロアプローチ)

SSW事業化前に、教育委員会担当者に対してSSWの意義・必要性・効果をデータに基づいて説明する

子ども・保護者・SSWにまつわるさまざまな効果を測り、分析し、教育委員会や社会に働きかける

教育委員会担当者などと協働して、自治体の首長部局に働きかける

 

C. 関係機関・地域などへのアプローチ

C-1  関係機関との関係性構築(マクロアプローチ)

関係機関・NPOなどを理解することができる研修を、管理職・SSWer担当教員と企画・実施する

教育委員会担当者などと協働して、SSWer導入が周知されていない、あるいは教育委員会がまだつながりをもたない関係機関に働きかける

よりよい連携をはかるために、各機関の対象者やサービスの限界を明らかにしていくよう働きかける

教育委員会と協働して、要保護児童対策地域協議会においてSSWerが機能できるよう、関係機関に働きかける

地域のネットワークが機能するよう、適切な関係機関に働きかける

関係機関やNPOなどの社会資源が持つ課題を当該関係機関に提起する

 

C-2  関係機関・地域などへの基本的な活動

□SSWerの役割を関係機関・地域などがどう把握しているかを確認したうえで、説明を行う

□担当者同士の連携のため、日常的に関係機関などに訪問や電話をする

□専門職としての関係機関などのアセスメントを聞く

□子ども・保護者に応じて関係機関などとともにアセスメントを行う

□子ども・保護者に応じて関係機関などの立場やこれまでの活動の経緯などを代弁し、関係機関・地域などとの仲介をする

□子ども・保護者に応じて関係機関・地域などから得た情報をどこまでどのように学校に伝えるかを関係機関などと一緒に確認する(内容も含めて)

□子ども・保護者に応じて要保護児童対策地域協議会を活用する

子ども・保護者に応じて足りない社会資源を創出する

 

C-3      連携ケース会議実施前の活動

□連携ケース会議の目的や見通しを関係機関などと共に明確にする

□連携ケース会議の参加者の選定を関係機関などと共に行う

□連携ケース会議に参加する関係機関などに、学校との調整をした事例の今後の対応方針を伝える

□連携ケース会議(主催)への出席を、関係機関、関係者に適切なルートを通して依頼する

 

C-4    連携ケース会議実施中および実施後の活動

□連携ケース会議の中で、学校が知らなかった子どもや保護者の様子について関係機関・地域などから情報を得る

□連携ケース会議の中で、学校や校内外の支援者の苦労をねぎらう

□関係機関・地域などに子どもや家庭への支援を依頼する

□役割を担っている関係機関・地域などの支援者にプランの進行状況を聞く

□関係機関などとともにモニタリングを行う

 

D.子ども・保護者へのアプローチ

D-1   子ども・保護者のアセスメント

□観察することについて

どのように △一定時間クラスに入る(授業中、給食や掃除の時間など)

△学校行事に参加する △地域の取り組みに参加する(地域が主催し子どもが参加するもの)

□把握することについて

どのように △学校行事に参加するなど子どもとかかわる   △学校行事に参加するなど保護者とかかわる

△子どもとの面談を実施する          △保護者との面談を実施する

△アセスメントに有効な情報を持つ、学校内の関係者から情報を収集する

△アセスメントに有効な情報を持つ、学校外の関係者から情報を収集する

誰から   △子どもが一番信頼を置いている人(学校内の関係者)

△子どもが一番信頼を置いている人(学校外の関係者)

△子ども・保護者の長所をよく知る人(学校内の関係者)

△子ども・保護者の長所をよく知る人(学校外の関係者)

△子ども・保護者の過去をよく知る人(学校内の関係者)

△子ども・保護者の過去をよく知る人(学校外の関係者)

△子ども・保護者のストレングスを引き出せる人(学校内の関係者)

△子ども・保護者のストレングスを引き出せる人(学校外の関係者)

△これまでに相談してきた関係機関

何を    △子どもの状況 △保護者の状況 △学校と子ども・保護者の関係

△子ども・保護者がSSWerの役割をどう把握しているか

□以上、収集した情報を整理し、子ども・保護者の状況をアセスメントする

 

D-2      プランの実行

□子どもに対し、アセスメントに基づいたプランを実行する

△家庭訪問をして子どもと話す

△落ち着いた場所で子どもと面談を行う

△インテークを行い、子どもに別の相談場所を紹介する

△ふだん会うことのできない子どもと会うチャンスを意図して作る

△子どもの希望を尋ねる(一方的なプランを防ぐ)

△具体的なプラン作成を子どもとともに行う(教員と確認しさらに子どもへフィードバック)

△子どもが行きづらいと考える場所(少年サポートセンター、児童相談所、教育センターなど)に同行する

□以上の活動を、必要に応じて教員と確認しさらに子どもへフィードバックを行う

□保護者に対し、アセスメントに基づいてプランを実行する

△家庭訪問をして保護者と話す

△学校での面談を保護者と行う

△保護者に福祉サービスの内容を具体的に説明する

△保護者に関係機関(相談先)を紹介する

△インテークを行った上で、保護者に別の関係機関を紹介する

△直接学校行事を活用して保護者に働きかける(参観や運動会、懇談会など)

△ふだん会うことのできない保護者と会うチャンスを意図的に作る

△保護者に子どもの様子、学校と共有した見たてを伝える

△保護者と学校を仲介するために、保護者に学校(教員)の思いを代弁して伝える

△保護者が行きづらいと考える場所(警察・福祉事務所など)に同行する

△可能な場合は、保護者にケース会議への参加を促す

□以上の活動を、必要に応じて教員と確認しさらに保護者へフィードバックを行う

 

D-3 モニタリング

□子どもと面談・電話などを行い、その後の支援の必要性や支援方法を確認する

□保護者と面談・電話などを行い、その後の支援の必要性や支援方法を確認する

□校内で子どもの様子を観察し、その後の支援の必要性を確認する

□教員、関係機関・地域などから情報を得て、その後の支援の必要性や支援方法を確認する

□支援がうまくいっていないと判断したときに再アセスメントを行う

<配置型のみ>

□モニタリングを行うために学校行事を活用する

<派遣型のみ>

□モニタリングを行うために学校へ出向く