前項で述べたように、スクールソーシャルワーカー配置プログラム効果モデル(以下,「効果モデル」とする)構築のために、事例的プログラム評価調査の結果やプログラム評価の理論と方法論を用いて、プログラムが効果的に機能するために必要と考えられる「効果的援助要素」を抽出した。「効果的援助要素」は以下のように組織計画では7領域、サービス利用計画では4領域に分類される。
組織計画の8領域は、さらに「A-1 学校・地域の実態把握と課題分析」、「A-2ソーシャルワークの視点を持つ人材の必要性を認識」などの22項目からなり、項目は実践の場における活動などを含む124要素から構成されている。サービス利用計画の4領域は、29項目からなり、154要素から構成されている。