意義と目的
生活保護就労支援プログラムでは、利用者を主体的なチームの一員と考えています。そしてチームの一員として貧困やイメージの悪さに対処し、就労を実現した利用者は、生活保護から自立するために必要な多くの知識やスキルを得ています。極めて専門的なこれら多くの知識やスキルを持った利用者は、他の利用者を支援する支援者として適任です。
また、利用者が支援者になることでマンパワー不足、支援スキル不足の解消に貢献します。
具体的な支援内容
元生活保護利用者は、知識とスキルを直接支援の場で使うことが期待されます。利用者の多くは、貧困とイメージの悪さに傷つき将来に希望を見出せない状態です。特に目標の共有化が困難な利用者の場合、参考例として元利用者と会うことが有効です。
福祉事務所内外もイメージの悪さにあっていることから、一歩目として福祉事務所周辺の支援機関で働くことが期待されます。委託先NPOスタッフとして働いたり、すでに就労を実現した利用者が入って現在求職活動中の利用者と交流を図るグループを開催したり生活保護利用者が他の生活保護を受けている人にチューターとして関わるなど全国でできることから始まっています。
効果的な援助要素
□ 元生活保護利用者がスタッフとして働いている |
□ 就労者との交流を図るグループが月1回以上用意されている(委託NPOでの開催も含む) |
□ 生活保護を受けている本人が他の生活保護を受けている人にチューターとして関わっている |
□ 保護廃止後の人が立ち上げたピアサポートグループにファシリテーターとして関わっている |