意義と目的
これまで生活保護利用者へのサービス提供は利用者が相互に否定的な認識を持ちやすいという観点から集団に対するサービス提供はほとんど行われていませんでした。しかし、相互に否定的な認識を持ちやすいことは、利用者の性格や行動が問題なのではなく、イメージの悪さが問題であるといえます。「生活保護就労支援プログラム」ではこのような基本姿勢のもと、利用者の相互作用に着目することを奨励します。
具体的な支援内容
全国的にみると利用者が集団で支援を受けられるプログラムが出始めています。NPOなどを介して集団に対してアプローチすることで、福祉事務所からアプローチする困難さを回避するなどの工夫がみられます。
効果的な援助要素
□ 利用者が集団で支援を受けられるプログラムを用意している |
□ 模擬面接会で利用者同士が互いに面接態度などを講評し合っている |
□ フリースペースやボランティア活動など様々な形で居場所つくりをしている |
□ 参加を最優先にした利用者同士の仲間づくりのための生活の基礎セミナー(料理教室・家計簿のつけ方など)を実施している |
□ 利用者が集団で支援を受けられるプログラムを用意している