意義と目的
生活保護就労支援プログラムでは、就労支援におけるチームアプローチが重要です。就労支援のさまざまな側面からチームスタッフが関わり、チームが適切に機能するように定期的なチームミーティングを開きます。
具体的な支援内容
福祉事務所内外の就労支援に関わるスタッフによるチームアプローチが必要です。
このチームには、就労支援のみならず、職場定着支援や就労継続支援の担当者も参加することが可能であれば、スムーズな就労の実現が可能になります。また、実習・雇用先の開拓などを行うスタッフが参加すれば、実習・雇用先の状況を共有することも可能になります。なお、チームには就労のスーパービジョンを行う担当者が参加することで、就労支援の方向性が明確になります。
チームミーティングの頻度は高い方がより効果的であると考えます。ミーティングは、週に1回以上が理想的ですが、月に1回以上あれば効果があると考えられます。ただし、利用者の状況に応じたチームアプローチを行うことが重要です。
留意点
チームアプローチの方法は多様であり、その効果のばらつきもあります。また、チームミーティングも形式にこだわらないコミュニケーションの充実によって変えることもできます。あくまで目的は「利用者のため」により良い支援を提供することであり、会議を開くこと自体が目的ではないことに注意が必要です。
効果的な援助要素
□ 面接担当者・ケースワーカー・就労支援専門員・コーディネーターなどでミニカンファを随時行っている
□ 担当係内全員参加のケース検討会議を毎週開催している
□ ケース会議を毎月実施し、利用者一人ひとりについて進捗状況の把握や援助方針の見直しを行っている
□ 就労支援チームには、就労後の定着支援、継続支援を行う担当者やコーディネーターが含まれる
□ 福祉事務所内外の就労支援に関わるスタッフがチームを組んで、月1回以上チームミーティングをもつ
□ 福祉事務所内外の就労支援に関わるスタッフがチームを組んで、必要に応じてチームミーティングをもつ