B-5 統合サービス提供目的の明確化・アセスメント

◆意義と目的

デイケアとアウトリーチ支援それぞれの役割を明確にしておくことで、必要なサービスを必要としている対象者に的確に届けられるものと考えられます。そのためには対象者の希望のみでサービスを提供するのではなく、サービスの必要性のアセスメントを行った上で提供していくことが重要になります。

◆具体的な支援の内容

個別のケア計画は対象者の希望が反映されていることが重要になります。しかし対象者の希望のみでケア提供をするのではなく、医療・生活評価など的確にアセスメントを行った上で、提供されることが重要です。これらの評価は期間を決めて定期的に行われることが望ましいでしょう。

◆効果的な援助要素

●統合サービスを提供するにあたって、その目的が明確にされている
□双方のサービス利用者に対して定期的な医療・生活評価を行っている(PANSS、LASMI、WHOQOLなど)
□上記の評価の時期を明確にしている(利用開始後、○ヵ月経過後など)
□提供される統合サービスは対象者の希望が反映されている
□両サービスを利用する目的はデイケアとアウトリーチ支援部門、主治医、対象者と確認しながら定期的に行っている