B-1 最終目標の院内での明確化

◆意義と目的

医療機関として、目標が不明瞭だったり、目指す方向が異なったりしていると対象者のニーズに応じたケアの提供は困難になります。重い精神障害のある人の地域生活継続支援のために医療機関として、共通の目標を持ち、それに向かって従事者が一丸となって取り組むことが重要になります。

◆具体的な支援の内容

医療機関として目指す方向性を明確にし、またそれを従事者間で共有しておくことが重要になります。目標は常に目に入るところに掲げておいたり、会議などで確認し合うようにすることが望ましいと考えます。

◆効果的な援助要素

●医療機関として目指す方向性・指針が示されている
□医療機関の理念が明確化されている
□医療機関の理念が共有化されている
□医療機関としてデイケアの最終目標が決められている

  • ・自分らしい生活ができるように力をつけることが掲げられている

□医療機関としてアウトリーチ支援の最終目標が決められている