C−6 利用者と目的意識を共有している

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意義と目的

生活保護就労支援プログラム期間中は、就労への目的意識をできるだけ明確にすることを目指します。利用者と目的意識を共有していく過程の中で、明確化が図られていくような工夫が必要になります。

 

具体的な支援内容

利用者とスタッフが常に目標を共有できるよう、コミュニケーションを充実させることが重要です。日々の活動を振り返るとともに、現在の状況を共有することも必要になります。そのためのツールを使用することも有効です。

具体的には、半年間で必ず就労することを目標とすることや年間就労率の設定などが考えられます。利用者の状況によっては、早い時期の就労が難しい場合もあります。その場合には、ボランティアセンターの利用を含め、最終的には利用者の目標を達成できるような支援を行うことが重要です。

 

効果的な援助要素

□ 就労支援計画策定時および見直し時に利用者と面談し、働くことの意義や目的を明確にしている

□ 利用者と到達段階(現状)やキャリアプランを共有化できるツールがある

□ 就労支援計画策定時に、利用者と支援者の関係が生活保護の風評被害で悪化しないために、貧困と病気と風評被害という問題に対し、仲間として取り組んでいくチームであることを確認している。

□ 就労支援計画段階で、就労支援プログラムを効果的に活用するためには具体的な情報を一番多く持っている利用者自身が単独でできる取り組みを並行して行うことで相乗効果が見込まれることを伝えている

□ 月2回以上、利用者と面談し、働くことの意義や目的、就労に向けた計画を明確にしている

□ 週1回以上、利用者と面談し、働くことの意義や目的、就労に向けた計画を明確にしている