C−4 アウトリーチによる参加の声かけを実施している

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意義と目的

意欲の表出が適切にできない人に就労支援への参加を促すことを目的としています。アウトリーチによる参加の声かけをすることで意欲表出の機会を提供するだけでなく、利用者との関係調整や生活保護法に関する情報提供により就労支援に結びつく可能性が高まるだけでなく、医療や介護サービスが必要な場合には適切に利用する機会にもなります。

 

具体的な支援内容

ケースワーカーによる定例訪問とは別に組織的に実施していきます。ケースワーカー単独ではなく、就労支援員や査察指導員・嘱託医・保健士等が同行しての訪問が望ましく、他職種による集中的な訪問活動により、利用者が抱える問題を生活実態の共有化を基礎として多面的にアセスメントしていくことが可能となります。多面的なアセスメント結果を利用者の生活圏において情報提供することで利用者自身と問題とを切り離す説得性の高い情報提供が行える可能性が高まります。

 

留意点

多くの人数での頻回の訪問活動が、利用者に対してプログラム参加への圧力と誤解されないように訪問活動の目的を充分に説明し、同意を得る必要があります。

 

効果的な援助要素

□ なかなか出てこれない意欲喚起支援を必要とする人を抽出している

□ 週1回以上、アウトリーチによる参加の声かけをしている

□ ケースワーカー、査察指導員による家庭訪問を実施している

□ 民生委員が定期訪問をしている