意義と目的
生活保護就労支援プログラムにおいては利用者とスタッフのモチベーションを確認・維持するためのミーティングが大切な要素となります。面接時にモチベーションがアップするために重要な確認事項が共有化されていることで、面接の質のばらつきが安定化していきます。
具体的な支援内容
生活実態を把握できる生活保護の特性を活かし訪問を含めて生活面を具体的に確認していくことが重要です。また就労支援において収入、就労がもつ意味を利用者とスタッフがお互い確認していくことは重要です。金銭的な増減だけでない、収入・就労がもつ意味を支援者が感じているとしたらそれを伝えることは参考になるかもしれません。
留意点
具体的な協力企業の紹介は、強制的に働かされると取られがちです。そのような関係性に陥った際には、就労支援チームが利用者と企業とともに「貧困」と「イメージの悪さ」と対峙していくという基本的な関係性の確認をし、強制ではなく提案であることを伝える必要があります。
効果的な援助要素
□ 就職先の選定には、利用者の意思が優先されるという申し合わせがある |
□ 希望する職場での就労を実現するまでの目標期間が明確に記載されている |
□ スーツを持っているかどうかなど生活面を具体的に確認するようにしている |
□ 採用面接への不安を感じている利用者に対して就労への意欲を示すことが重要であると伝えている |
□ 利用者が高齢者の話し相手になるボランティアをコーディネートしている |